乗り物酔い対策の1つにでんぐり返しがあるのを知っていますか?
三半規管を鍛えて乗り物に乗っても酔いにくくなるように、乗り物の揺れや不規則な動きにも反応できるようにするためにでんぐり返しをすると効果的と言われています。
それって本当なんでしょうか?
もしそれが本当ならぜひ始めたいと思いませんか?
結論から先に言うと、個人差はあるが効果はあります。
でんぐり返しをすることで酔いやすい私が、長距離旅行へ行くことができたのです。
あなたの子供や家族が、乗り物酔いに悩んでいるならぜひ私の体験談を参考にしてみてください。
この記事を最後まで読めば、家族みんなで温泉旅行に行けるかもしれませんよ。
乗り物酔いにでんぐり返しは意味があるの?
でんぐり返しが乗り物酔いにどう影響を与えてくれているのでしょうか?
まずはなぜ乗り物酔いにはでんぐり返しなのかを解説します。
でんぐり返しってどうやるの?
でんぐり返しって?多分知らない人はいないと思いますが、一応簡単に説明します。
小学校時代に体育でマット運動の授業があったと思いますが、その時にやった『前転』のことがでんぐり返しです。
足を閉じしゃがんで手を床に着いたらその勢いのまま頭から背中と前へ転がる動作のこと
一度はやったことがあると思います。
失敗すると、後頭部や背中を強打してしまう運動だね。
子供にでんぐり返しを勧める理由
乗り物酔いを克服するためには、乗り物に乗った時の揺れや不規則な動きに対して反応することが必要です。
この揺れや不規則な動きに対応できないと乗り物酔いのスイッチが入ってしまうからです。
反応と言いましたが正確に言うと、『慣れている』と言った方が正しいかもしれません。
例えば、車に乗ると左右に曲がることもあれば段差にのることもあります。そんな時、車はもちろん揺れます。
その揺れや左右の動きが起きたとき、でんぐり返しをしていたことで驚かなくなるんです。
ちょっとした動きなら、でんぐり返しの回転を上回るようなことは起きません。
でんぐり返しを続けたおかげで、
こんな揺れなんてヘッチャラ
と、脳も錯覚するし何より本人が自信を付けていることもとても重要になるわけです。
これがでんぐり返しを勧める理由です。
では実際に私が経験した体験談をご紹介します。
毎日やった私の体験談
最初に言っておきますが、正直言って楽な運動ではありません。
でんぐり返しはとても簡単な運動なので、普通の人からすると簡単に続けることができるでしょう。
しかし乗り物酔いをしやすい人にとっては、たった1回のでんぐり返しもキツい可能性があります。
お試し編
1番始めは回数を決めずにトライしました。まずは自分の限界を知るために。
1回転、、、、限界か。
えっ?もう限界と思うかもしれませんが、回転が終わった後
「天井と床の位置がわからない状態」になりました。
目の中がグルグルしている感覚で、すぐに気持ち悪さが襲ってきました。さすがに始めは限界を知りたかったので続けることにしました。
結果は、、、、6回。
情けなかった。
きっとキレがいい5回までは意識的に行きたかったのでしょう。
6回目には目がグルグル、気持ち悪さ限界。
ここでストップにしました。
ここで無理に限界を超える必要はないと思います。理由は、続けることができなくなるから。
明日もこの辛さを感じなければいけないと思ったらやりたいと思いますか?
子供ともなれば絶対にイヤがるはずです。
もしやる時は始めからムリをせず、回数にこだわらずやることとおすすめします。
初級編
私の限界は6回でした。
そこから毎日限界の半分「3回」でスタートすることにしました。
基本的に朝、起きてから朝食前にでんぐり返しをします。
2日、3日と経つとちょっと物足りなさを感じたので1週間目に1回追加してみました。
「全然大丈夫!」
この時、ちょっと調子に乗って3回追加。
意外と追加しても大丈夫だったのを覚えています。
中級編
ここまできたら毎日やっているので、「このくらいまでいけるな」と自分の体調がわかってきます。
そこで体調に合わせて1回ずつ追加をします。
この時注意したいのが、その日によって体調は変わるので、前日が10回できたからといって今日も必ず10回やる必要はなくて
『いけるなら追加、ダメなら減らす』
くらいの感覚で取り組んで大丈夫です。
子供の場合は、会話をしながら様子を伺い回数を選んでみましょう。
基本的なやり方はこれでOKです。
あとは回数を増やしたり、やるタイミングを分けてみたりと回転する運動に慣れることです。
食事後のでんぐり返しは絶対やめましょう
何度か時間がなく、食事後にやったことがありますが絶対におすすめしません。
想像がつくと思いますが、食べ物がお腹の中でグルグルします。(汚くてごめんなさい)
結局、回数もできないのでそんな時はやらないという選択肢もOKです。
上級編
ここで上級者向けの方法を1つご紹介します。
それは、後転をする
でんぐり返しは基本、前に回りますがそのあと後転してスタート位置まで戻ってくる方法です。
- 省スペースで出来ること
- 回転運動でも違った動きになること
前転後転を繰り返せば、畳一枚のスペースだけでできる運動です。さらには回転のバリエーションまで変化を付けることができるのです。
毎日やっていると段々回数が増え飽きてきます。そんな時は時間短縮として脳に違う刺激を与えてあげてみてください。
子供がやる時は、少し難易度が上がるのでサポートをしてあげましょう
では実際にでんぐり返しをやってみて結果どうだったかというと、、、。
毎日でんぐり返しを続けた効果
結論、乗っていられる時間が長くなった。
個人差は必ずあるので、一概には言えませんが私の場合は確実に乗り物酔いになる距離が、でんぐり返しをする前と比べると伸びていました。
この時のでんぐり返しの回数は
『前10回・後ろ10回』これを毎日続けました
もう少し回数を続けることもできるようになりましたが、時間もかかる事と体力が必要ということにも気がつきました。
でもルーティーンを続けていたおかげで、家族と県外へ旅行へ行くときも車の中で楽しく過ごすことができました。
これってすごいことですよね。
どんな効果があったのかご説明します。
どんな効果があったのか?
私の場合、まずでんぐり返しをすることで『酔いずらくなる』ということを調べていたので、
車に乗るときは「不安5・自信5」(まだまだ低いですが)
という気持ちで乗っていました。
今までなら「不安9・自信1」だったものが、でんぐり返しを始めたことで自信を付けることができました。
正直続けるのはきつかったので、「これだけやっていたのだから酔うはずがない」と思っていました。
どのくらい続けると変化が感じられるか
最低1ヶ月は続けた方がいいですね。
始めの頃は、回った後、気持ち悪くなることが多かったので慣れるまで時間が掛りました。
これも個人差があるので、早くに慣れる人もいると思いますが『慣れてきた』と感じるころまで続ける方が私はいいと思います。
理想は何回か回っているのに平気でいられるようになる瞬間を目指す
もちろんさらに回数を増やすこともいいでしょう。
しかし、ここで私はもう一つの運動を取り入れることにしました。
なぜなら乗り物の動きは回転運動だけではないから。
でんぐり返しだけでは動きのバリエーションが少ないのでは?と思いました。
でんぐり返しだけではダメじゃないか?
確かにでんぐり返しをすることで、乗り物に乗っていられる時間は増えました。
しかし、乗り物にはたくさん種類があります。
- 車(バス)
- 電車(新幹線)
- 飛行機
- 船
- ジェットコースター
最後のジェットコースターはおまけです。
乗り物にもたくさんの種類があり、どうせ乗り物酔いを克服するなら色んな乗り物に乗れるようになりたいと思いました。
そうなると、でんぐり返しだけでは足りないのではと考え、もう一つ取り入れることにしました。
『トランポリン』
また子供の遊び道具。と思った人もいると思いますが、まさにその通りで酔いに強くなることと楽しく続けることを基本に考えたらトランポリンにたどり着きました。
酔いやすい子供でもトランポリンなら楽しく遊びながら、バランス感覚を鍛えることができると思いでんぐり返しと一緒に始めました。
トランポリンの効果を詳しく知りたい方はこちら【運動不足解消】トランポリン効果を5つ紹介『大人も子供も飛べる』
乗り物酔いが起こりやすい状況
乗り物に酔ってしまう状況には、いろんな条件があります。
知っているだけでも対応を取ることでき、酔うことは少なくなるので運動習慣と一緒に理解しておきましょう。
- 乗り物の揺れ
- 車内の空気が悪い
- 不安な気持ち
- 空腹と満腹
- 睡眠不足
- 体調不良
これ以外にも酔いやすい条件はありますが、代表的なものをあげてみたので参考にしてみてください。
子供が特に酔いやすい理由は、まだ三半規管が完全に発達していないため、動きや揺れに対して敏感に反応してしまうせいです。
大人なら大したことのない小さな揺れでも、子供にしては強く感じてしまい脳が受ける刺激が強くなってしまい酔ってしまうのです。
また長時間の移動となると、土地勘もなくいつ着くのか分からないという不安な思いなど、気持ちの面から来ることも少なくありません。
≫≫乗り物酔いは運転手の技で決まる!やってはいけない6つの運転方法
でんぐり返しは一定の効果あり
でんぐり返しは本当に乗り物酔いに効果があるのかご紹介しました。
結論、個人差はあるけど効果が期待できる。
でんぐり返しを毎日続けた私の実体験からどのくらいやった方がいいのか、どうやって取り組むのか参考にしてもらえたらうれしいです。
子供と楽しくお出かけするためにも、快適な移動は必須です。
親のサポートで子供の不安な気持ちを取り除き、乗り物に対しての苦手意識を無くしてあげてください。
必ずムリをせず、少しずつ取り組むようにしましょう。